ドローンとは別の顔。僕が“狩猟”を通して学んでいること。猟師 ドローン 活用
- tsasakiflow
- 6月5日
- 読了時間: 3分
こんにちは、BlueDroneの青屋です。今日は、ドローンとは少し違う、僕のもう一つの活動「狩猟」についてお話ししたいと思います。
狩猟という言葉には、「危ない」「かわいそう」というイメージを持たれる方も少なくありません。ですが実際には、**人と自然のバランスを守るための“責任ある活動”**だと、僕は思っています。
■ 獣害は“遠い話”ではない
僕の住んでいる地域ではないのですが、車で30分も走れば、イノシシによる農作物の被害が深刻なエリアがあります。一晩で畑を掘り返されて作物が全滅、土手や水路が崩される…。そのダメージは、農家さんにとっては死活問題です。
とはいえ「誰かがなんとかしてくれる」ということはありません。だからこそ、地域で暮らす一人として、できることをやりたいと思い、狩猟に取り組んでいます。
■ 命と向き合うことは、決して簡単ではない
僕は現在、猟友会に所属し、有害鳥獣駆除の一環として活動しています。“趣味”という感覚ではなく、「命をいただく」という重みを常に忘れずに、慎重に関わっています。
そして実際の現場は、想像以上に大変です。
■ 狩猟で最も大変なのは「見回り」
まず、罠の見回り。これが体力的にも精神的にもなかなかキツいです。山に入るだけで体力を使いますし、近場に獣の気配がなければもっと奥へ奥へと進む必要があります。
しかも、他の猟師さんとかぶらないように配慮もしなければなりません。安全面・トラブル回避のためにも、連携や気配りがとても大事です。
■ 命のリスクを感じる場面もある
罠にかかっているのが子イノシシならまだしも、60kg以上更には100キロ級の大物だった場合は、「正直、怖い」と感じる瞬間もあります。
興奮状態で暴れるイノシシに近づくのは、まさに命がけです。「獲る」ではなく「向き合う」という言葉のほうが近いかもしれません。
■ ドローンとも、実はつながっている
このような狩猟の現場経験は、ドローンの仕事にもつながっています。山や地形の把握、気象への意識、視界の確保、ルートの選定…。それらはすべて、ドローンの安全運航や点検業務、災害対応にも活かせる要素です。
今後は、獣道の確認や山林の監視にもドローンを活用していきたいと考えています。
■ 最後に
このブログでは、ドローンのことだけではなく、僕が「人の役に立てること」「地域にできること」として取り組んでいることも、少しずつ発信していけたらと思っています。
命と自然に敬意をもって、ドローンも狩猟も、真摯に向き合っていきます。今後も、地域のため、未来のために、地道に行動を続けていきます。



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