🧯 猟友会の救急救命講習を受講してきました|胸骨圧迫・AED・止血法まで最新知識を学ぶ・ドローン安全対策
- tsasakiflow
- 3 日前
- 読了時間: 3分
こんにちは、BlueDroneの青屋です。
今回は、猟友会の一員として参加した救急救命講習について、学んだことをまとめてみたいと思います。
狩猟もドローン業務も、「危険と隣り合わせ」であるという意味では共通点があり、どちらにも活きる知識ばかりでした。

■ なぜ猟友会は救命講習が“義務”なのか?
狩猟は自然の中で行います。
だからこそ、常に次のようなリスクがあります。
獣の逆襲
罠の暴発
足場の悪さによる滑落
銃器による事故
また僕の本業であるドローンでも、
大型機のローターでの切創(指の切断事例もある)
山中での作業中の転倒など
決して他人事ではありません。
現場にいる自分自身が「最初の救助者」になることを前提に、救命技術を学ぶ必要があるわけです。
■ 最新の救命法|昔とかなり変わっていた
講師は名取市の救命士・菊池さん。
言葉の一つ一つに熱量があって、僕もずっと聞き入ってしまいました。
昔と比べると、救助の考え方が大きく変わっていました。
🚫 人工呼吸は“原則なし”
自動車教習で習った頃とは違い、
まず人工呼吸は“基本行わない”のが最新の指針。
理由はシンプルで、
一般人が人工呼吸を正しく行うのは難しい
初動遅れにつながる
胸骨圧迫を止めてしまうデメリットが大きい
だから最優先は「呼吸の確認 → すぐ胸骨圧迫」です。
❤️ 胸骨圧迫(旧:心臓マッサージ)
名前も“心臓マッサージ”ではなく
胸骨圧迫が正式名称。
目的も「心臓を動かす」ではなく、
脳に血液を送り続けるため。
脳を守るための作業なんです。
⚡ AED=電気ショックではなく“リセット”
AEDの説明も驚きが多かったです。
多くの人が
「電気で心臓を動かす機械」
と思っていますが、正しい理解はこうです。
➡ 心臓が痙攣(不整脈)して正常に動けない状態 → AEDでリズムをリセットする
つまり携帯の“再起動”と同じイメージ。
心臓を直接動かすわけではないんですね。
■ 止血法も変わっていた
昔は「太い血管を紐で縛る」ような教えもありましたが、
現在は基本的に 推奨されていません。
正しい止血は
1. 直接圧迫(これが最優先)
2. その上から布などで固定
シンプルですが、最も効果的で安全な方法だそうです。

■ 受講してみて感じたこと
正直、めちゃくちゃ勉強になりました。
ドローンの現場(山間部)でも猟場でも、
山の中では救急車がすぐ来ません。
その時に誰かの命をつなげるのは、
その場にいる自分たちです。
知識があるかどうかで、生存率が大きく変わります。
■ まとめ|“飛ばす技術”より、まず“守る技術”
ドローンの資格、赤外線、雨漏り診断…
いろんな技術を磨いていますが、
「人の命を守れる知識」はすべてに優先すると思っています。
狩猟もドローンも自然相手の仕事。
だからこそ、救命技術を持つことは責任のひとつ。
今回学んだことをドローン安全対策として
これからの仕事にも、日常にも活かしていきます。
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