NHK「てれまさ」で紹介されました|クマ対策におけるドローン活用と現場で感じる課題
- 3 日前
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2026年6月19日、NHK仙台放送局「てれまさ」にて、クマ対策におけるドローン活用について取材いただいた内容が放送されました。
放送をご覧いただいた皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
今回は、放送を見逃された方や、ドローンを活用したクマ対策に関心のある自治体・行政関係者の方向けに、放送内で紹介された内容と、実際の現場で感じているドローン運用の可能性・課題について改めて整理します。
ご興味のある方はぜひご覧ください。↓
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-6000036838
※配信期間は限られているため、終了している場合があります。

✅ 仙台市内のクマ捜索でドローンが活用されました
放送では、2026年4月19日に仙台市内で行われたクマ捜索の現場において、BlueDroneのドローンが活用された事例も紹介されました。
近年、ドローンは空撮や点検だけでなく、防災・獣害対策・緊急時の現場確認など、さまざまな分野で活用が進んでいます。
クマ対策においても、
・サーマルカメラによる熱源確認・小型ドローンによる狭所確認・上空からの状況把握・スピーカーによる注意喚起・映像記録による情報共有
といった活用が考えられます。
一方で、ドローンは万能ではありません。
現場によって向き不向きがあるため、機体の特性や現場状況に応じた判断が必要です。
✅ ドローンにも向き不向きがある
クマ捜索において、ドローンは非常に有効な手段の一つです。
しかし、
「ドローンを飛ばせば必ず見つかる」
というものではありません。
例えば、木々が密集している山林や、藪の中にクマが入り込んでいる場合、上空からのサーマルカメラだけでは確認が難しいことがあります。
また、通報から時間が経過していれば、クマがすでに移動している可能性もあります。
そのため、ドローンによる捜索では、
・地形・植生・時間帯・天候・風の状況・機体サイズ・カメラ性能・操縦者の技術
を総合的に判断する必要があります。
✅ 小型ドローンの強み
今回の放送でも触れられたように、小型ドローンには大きな機動力があります。
通常の産業用ドローンでは入りにくい木々の間や、狭い場所でも、小型ドローンであれば接近して状況を確認できる可能性があります。
特にFPVドローンは、操縦者がゴーグルを装着し、機体目線で飛行するため、複雑な場所や狭い範囲の確認に向いています。
ただし、小型ドローンにも課題があります。
・バッテリー時間が短い・風の影響を受けやすい・ゴーグル飛行には高度な操縦技術が必要・安全管理が重要
特にクマ捜索のような緊張感のある現場では、単に機体を持っているだけではなく、現場判断と操縦技術の両方が求められます。
✅ 産業用ドローンの強み
一方で、Matrice 4Tのような産業用ドローンには、
・長めの飛行時間・高い耐風性能・サーマルカメラ・ズームカメラ・スポットライト・スピーカーなどの強みがあります。
広い範囲を確認したい場合や、夜間・早朝のサーマル確認、上空からの注意喚起には非常に有効です。
ただし、機体が大きくなる分、狭い場所や木々の間に入るような運用には向きません。
そのため私は、クマ対策においては、
小型ドローンと産業用ドローンを、現場に応じて組み合わせることが重要
だと考えています。
✅ 捜索だけではなく、予防的な巡回も重要
クマが出没した際に捜索を行うことは、もちろん重要です。
しかし、必ず発見できる保証はありません。
だからこそ私は、緊急時の捜索だけではなく、平時からの予防的な巡回も必要だと考えています。
例えば、
・学校周辺・通学路・河川敷・公園外周・住宅地と山林の境界部・観光施設周辺
こうした場所を定期的に確認することで、早期発見や注意喚起につながる可能性があります。
また、週1回・週2回など、重点エリアを継続的に巡回することで、人だけではなく野生動物側にも、
「ここはいつもと違う」
「近づきにくい場所だ」
という違和感を与えられる可能性があります。
✅ スピーカー運用は「注意喚起」と「追い払い・接近抑制」の両方に活用できる
ドローンスピーカーの役割は、住民への注意喚起だけではありません。
状況に応じて、
・音声アナウンス・サイレン音・警戒音・爆竹音に近い音・その他の音による存在感
などを活用することで、野生動物に対しても一定の違和感を与え、接近を抑制する手段になる可能性があります。
もちろん、むやみにクマを追い回すような運用ではありません。
重要なのは、住宅地、学校、河川敷、公園、観光施設など、人の生活圏との境界で、
人と野生動物の距離を保つこと
です。
そのために、ドローンによる巡回、サーマル確認、スピーカーによる注意喚起・追い払いを組み合わせることは、今後の獣害対策の一つの選択肢になると考えています。
✅ 人とクマの距離をどう保つか
クマ対策で重要なのは、単に「見つけること」だけではありません。
人とクマの距離をどう保つか。
ここが非常に重要だと感じています。
現在、各地では、
・藪の刈り払い・河川敷の管理・クマの餌となる柿の木などの管理・注意看板の設置・広報車による注意喚起・猟友会による現場対応など、さまざまな対策が行われています。
そこに加えて、ドローンによる巡回やスピーカーによる追い払い・注意喚起を組み合わせることで、より多層的な対策ができるのではないかと考えています。
例えば、
・サーマルカメラで確認する・上空から周辺状況を把握する・小型ドローンで狭い場所を確認する・スピーカーで住民へ注意喚起する・音や存在感によって接近を抑制する・映像として記録を残す・関係機関と共有する
このように、ドローンは単独で問題を解決するものではなく、行政、猟友会、地域住民、警察、関係機関の取り組みを補完する手段として活用できると考えています。
✅ 自動航行やデータ記録の可能性
近年のドローンは性能が大きく向上しています。
機体によっては、事前に設定したルートを自動で飛行することもできます。
これにより、同じエリアを定期的に巡回し、確認範囲をデータとして残すことも可能になります。
例えば、
・どの範囲を確認したのか・どの時間帯に巡回したのか・どの場所で異常がなかったのか・どの場所に注意が必要なのか
こうした情報を記録として残すことで、関係者間での情報共有や、今後の対策検討にも役立てられる可能性があります。
また、定期的に同じルートを巡回することで、人間側が警戒しているエリアであることを示し、人と野生動物の距離を保つための環境づくりにもつながると考えています。
✅ 猟友会との連携も重要
私自身、猟友会の活動にも関わっています。
その中で感じるのは、クマ対策は一つの方法だけで解決できるものではないということです。
ドローンも万能ではありません。
猟友会の現場経験、行政の判断、地域住民への周知、警察や関係機関との連携。
これらがあって初めて、安全な対応につながります。
だからこそ、ドローンは「置き換え」ではなく、「補完」として活用することが現実的だと考えています。
✅ 今後に向けて
クマ対策におけるドローン活用は、まだ発展途上の分野です。
しかし、住宅地や学校周辺、観光施設、公園、河川敷など、人の生活圏に近い場所での出没が増える中で、今後さらに必要性は高まっていくと感じています。
BlueDroneでは、
・サーマルドローンによる確認・小型FPVドローンによる狭所確認・ドローンスピーカーによる注意喚起・音声や警戒音による追い払い・接近抑制・映像記録と報告資料作成・行政や関係機関との連携
を通じて、地域の安全確保に貢献していきたいと考えています。
自治体・行政関係者の皆様、また獣害対策にお悩みの事業者様で、ドローンを活用した確認・巡回・注意喚起・追い払い運用にご興味がありましたら、お気軽にご相談ください。
まずは現状の課題をヒアリングさせていただき、地域や現場条件に合わせた最適な調査・巡回計画をご提案いたします。


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