月山でAvata 360を空撮|山岳ドローン撮影の準備・安全管理・機材選び
- 10 時間前
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今回は、夏の月山を登山しながら、DJI Avata 360を使ってドローン撮影を行いました。
天候にも恵まれ、山ならではの開放感のある映像を撮影することができましたが、今回あらためて感じたのは、
「山でドローンを飛ばすのは、想像以上に準備も体力も必要」ということです。
単純にドローンをリュックに入れて山に登り、景色の良い場所で飛ばせばいいというものではありません。
今回は、撮影そのものだけではなく、事前準備、安全管理、登山との両立、そして実際にAvata 360を使って感じたことまで、現場目線でまとめてみます。
撮影前の準備だけでも確認事項が多い
今回の月山撮影では、通常のドローン飛行に関するDIPS等の確認に加えて、国有林への入林に関する手続きも必要でした。
さらに、山頂付近は複数の管轄が重なるため、今回は複数の関係先へ確認・申請を行いました。加えて、山頂付近には神社があるため、そちらにも事前に連絡。
さらに国立公園内での撮影になるため、その点についても確認しました。
正直、細かく調べていけば確認事項はまだまだあります。
今回はすべてを細かく書くとかなり長くなるため割愛しますが、山岳地帯でのドローン撮影は、飛行技術以前に、
「その場所を誰が管理しているのか」
を調べるところから始まると改めて感じました。
山頂で飛ばすことには、あまりこだわっていません
私は以前から登山をしていますが、ドローン撮影をする際に必ずしも「山頂まで行ってから撮影する」ことにはこだわっていません。
理由はいくつかあります。
まず、山頂まで行ったからといって晴れているとは限りません。
登っている途中で非常に良い景色が見えていても、山頂に到着した頃には雲の中ということも十分にあります。さらに、登山そのものがハードです。
そこにドローン、送信機、ゴーグル、バッテリーなどを持って登ることになるため、通常の登山以上に体力を使います。
そのため個人的には、
「ここで撮りたい」と思った場所があれば、その時点で撮影しておく
ことをおすすめします。
山頂だけを目的にせず、その日の天候、光、雲、景色を見ながら撮影ポイントを判断することが大切だと思います。
一緒に登るメンバーへの配慮も必要
もう一つ忘れてはいけないのが、一緒に登っているメンバーです。
ドローン撮影を始めると、
・機体の準備・安全確認・飛行・撮影・回収・収納
まで、それなりの時間がかかります。
その間、一緒に登っている人には待ってもらうことになります。
自分一人の撮影だけを考えるのではなく、同行するメンバーとのペース配分も重要です。
「撮りたい場所があるから毎回止まる」という運用では、同行者に負担をかけてしまいます。その意味でも、どこで撮るかを事前にある程度イメージしておくことは大切だと思います。
山岳ドローン撮影では補助者の存在が重要
今回改めて感じたのが、補助者の重要性です。
山岳地帯では、周囲の確認、安全管理、登山者への配慮など、操縦者一人ですべてを見るのは簡単ではありません。
特に高度のある山を登りながら撮影する場合、操縦者自身もすでに体力を消耗しています。
その状態で、
・操縦
・安全確認
・風の判断
・周囲の登山者確認
・撮影判断
を同時に行うことになります。
そのため、登山ができて、なおかつドローン運用の補助者もできる人材は非常に貴重
だと感じました。
単なる補助者ではなく、山の環境を理解しながら周囲を確認できることも重要です。
登山+ドローンは想像以上に体力とメンタルを使う
実際にやってみると、登山をしながら高い山でドローンを飛ばすのは、想像以上に体力もメンタルも使います。
登山そのものによる疲労に加え、
「風は大丈夫か」
「バッテリー残量は問題ないか」
「他の登山者はいないか」
「安全に戻ってこられるか」
など、飛行中はさまざまなことを判断し続けます。
通常の平地でのドローン撮影とは、かなり感覚が違います。
絶対に落とせないという緊張感
山岳地帯で最も避けなければならないのは、当然ですが機体を墜落させることです。
ドローンを失うだけの問題ではありません。
植生に落下すれば植物を傷つける可能性があります。
場所によっては機体回収そのものが困難になることもあります。
また、バッテリーを搭載した機体である以上、事故の状況によっては山林への影響も考える必要があります。
自然の中で撮影させてもらっている以上、
「良い映像を撮ること」よりも「安全に持ち帰ること」
を優先しなければなりません。
今回はAvata 360を選んで良かった
今回の月山撮影では、DJI Avata 360を使用しました。
実際に山で使ってみて感じたのは、山岳撮影との相性がかなり良いということです。
一番大きなメリットは、
360度で撮影できるため、撮影時の取りこぼしが少ないこと。
通常のカメラでは、飛行中にカメラの向きや構図をかなり意識する必要があります。
一方で360度撮影なら、周囲を広く記録しておき、撮影後に編集で視点を決めることができます。もちろん、撮影後に見せたい映像へ仕上げるには編集技術が必要です。
ただ、山のように一瞬で雲や光、景色が変化する場所では、
「まずその瞬間を残しておいて、あとから一番良い見せ方を選べる」
というのはかなり大きなメリットだと感じました。
大きさ・重量・パワーのバランスも良い
山岳撮影では、単純に機体が軽ければ軽いほど良いというわけではありません。
あまりに軽い機体だと、山特有の風の中では少し不安があります。
逆に大型で重い機体になると、登山時の荷物としてかなり負担になります。
機体だけではなく、送信機、ゴーグル、バッテリーなども持って登るため、数百グラムの差でも長時間の登山では体への負担が変わります。
その点、Avata 360は、
大きさ・重量・パワー・安定感のバランスが非常に良い
と感じました。
これより軽い機体になると、個人的には山の風の中で少し怖さがあります。
逆にこれ以上重くなると、持って登ること自体がかなり大変になります。
Avata 2という選択肢もある
もちろん、山岳FPV撮影であればAvata 2という選択肢もあると思います。
Avata 2にも飛行時の安定感があります。
ただ、今回のような山岳撮影では、私は360度撮影できることのメリットを大きく感じました。山では、同じ場所でも数分で雲の位置や光の入り方が変わります。
その中で、飛行中に毎回完璧な構図を作ろうとするよりも、まず360度で周囲を記録しておき、あとから編集で最も良い方向を選べる。
この取りこぼしの少なさは、山岳撮影ではかなり大きなアドバンテージだと思います。
あくまで個人的な感想ですが、
重量・安定感・パワー・撮影後の自由度まで含めると、今回の月山撮影ではAvata 360を選んで良かったと感じています。
山頂より、その瞬間の景色を大切に
今回の月山撮影では、Avata 360ならではの映像を撮影することができました。
一方で、撮影そのもの以上に、山岳ドローン撮影には、
・事前準備・登山体力・補助者・周囲への配慮・飛行判断・安全管理
が必要だということを改めて実感しました。
山頂まで行かなければ撮れない映像もあります。
しかし、必ずしも山頂が一番良い撮影場所とは限りません。
登っている途中で、
「今、この景色を撮りたい」
と思ったのであれば、条件が良いうちに撮影する。
無理をしない。
同行者にも配慮する。
そして何より、安全に機体を持ち帰る。
山岳ドローン撮影では、映像そのもの以上に、こうした判断が重要だと思います。
下記YouTubeよりぜひ動画をご覧ください。動画がよければ高評価お願いします


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