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月山でAvata 360を空撮|山岳ドローン撮影の準備・安全管理・機材選び

  • 10 時間前
  • 読了時間: 6分

今回は、夏の月山を登山しながら、DJI Avata 360を使ってドローン撮影を行いました。

天候にも恵まれ、山ならではの開放感のある映像を撮影することができましたが、今回あらためて感じたのは、

「山でドローンを飛ばすのは、想像以上に準備も体力も必要」ということです。

単純にドローンをリュックに入れて山に登り、景色の良い場所で飛ばせばいいというものではありません。

今回は、撮影そのものだけではなく、事前準備、安全管理、登山との両立、そして実際にAvata 360を使って感じたことまで、現場目線でまとめてみます。


撮影前の準備だけでも確認事項が多い

今回の月山撮影では、通常のドローン飛行に関するDIPS等の確認に加えて、国有林への入林に関する手続きも必要でした。

さらに、山頂付近は複数の管轄が重なるため、今回は複数の関係先へ確認・申請を行いました。加えて、山頂付近には神社があるため、そちらにも事前に連絡。

さらに国立公園内での撮影になるため、その点についても確認しました。

正直、細かく調べていけば確認事項はまだまだあります。

今回はすべてを細かく書くとかなり長くなるため割愛しますが、山岳地帯でのドローン撮影は、飛行技術以前に、

「その場所を誰が管理しているのか」

を調べるところから始まると改めて感じました。


山頂で飛ばすことには、あまりこだわっていません

私は以前から登山をしていますが、ドローン撮影をする際に必ずしも「山頂まで行ってから撮影する」ことにはこだわっていません。

理由はいくつかあります。

まず、山頂まで行ったからといって晴れているとは限りません。

登っている途中で非常に良い景色が見えていても、山頂に到着した頃には雲の中ということも十分にあります。さらに、登山そのものがハードです。

そこにドローン、送信機、ゴーグル、バッテリーなどを持って登ることになるため、通常の登山以上に体力を使います。

そのため個人的には、

「ここで撮りたい」と思った場所があれば、その時点で撮影しておく

ことをおすすめします。

山頂だけを目的にせず、その日の天候、光、雲、景色を見ながら撮影ポイントを判断することが大切だと思います。


一緒に登るメンバーへの配慮も必要

もう一つ忘れてはいけないのが、一緒に登っているメンバーです。

ドローン撮影を始めると、

・機体の準備・安全確認・飛行・撮影・回収・収納

まで、それなりの時間がかかります。

その間、一緒に登っている人には待ってもらうことになります。

自分一人の撮影だけを考えるのではなく、同行するメンバーとのペース配分も重要です。

「撮りたい場所があるから毎回止まる」という運用では、同行者に負担をかけてしまいます。その意味でも、どこで撮るかを事前にある程度イメージしておくことは大切だと思います。

山岳ドローン撮影では補助者の存在が重要

今回改めて感じたのが、補助者の重要性です。

山岳地帯では、周囲の確認、安全管理、登山者への配慮など、操縦者一人ですべてを見るのは簡単ではありません。

特に高度のある山を登りながら撮影する場合、操縦者自身もすでに体力を消耗しています。

その状態で、

・操縦

・安全確認

・風の判断

・周囲の登山者確認

・撮影判断

を同時に行うことになります。

そのため、登山ができて、なおかつドローン運用の補助者もできる人材は非常に貴重

だと感じました。

単なる補助者ではなく、山の環境を理解しながら周囲を確認できることも重要です。


登山+ドローンは想像以上に体力とメンタルを使う

実際にやってみると、登山をしながら高い山でドローンを飛ばすのは、想像以上に体力もメンタルも使います。

登山そのものによる疲労に加え、

「風は大丈夫か」

「バッテリー残量は問題ないか」

「他の登山者はいないか」

「安全に戻ってこられるか」

など、飛行中はさまざまなことを判断し続けます。

通常の平地でのドローン撮影とは、かなり感覚が違います。


絶対に落とせないという緊張感

山岳地帯で最も避けなければならないのは、当然ですが機体を墜落させることです。

ドローンを失うだけの問題ではありません。

植生に落下すれば植物を傷つける可能性があります。

場所によっては機体回収そのものが困難になることもあります。

また、バッテリーを搭載した機体である以上、事故の状況によっては山林への影響も考える必要があります。

自然の中で撮影させてもらっている以上、

「良い映像を撮ること」よりも「安全に持ち帰ること」

を優先しなければなりません。


今回はAvata 360を選んで良かった

今回の月山撮影では、DJI Avata 360を使用しました。

実際に山で使ってみて感じたのは、山岳撮影との相性がかなり良いということです。

一番大きなメリットは、

360度で撮影できるため、撮影時の取りこぼしが少ないこと。

通常のカメラでは、飛行中にカメラの向きや構図をかなり意識する必要があります。

一方で360度撮影なら、周囲を広く記録しておき、撮影後に編集で視点を決めることができます。もちろん、撮影後に見せたい映像へ仕上げるには編集技術が必要です。

ただ、山のように一瞬で雲や光、景色が変化する場所では、

「まずその瞬間を残しておいて、あとから一番良い見せ方を選べる」

というのはかなり大きなメリットだと感じました。


大きさ・重量・パワーのバランスも良い

山岳撮影では、単純に機体が軽ければ軽いほど良いというわけではありません。

あまりに軽い機体だと、山特有の風の中では少し不安があります。

逆に大型で重い機体になると、登山時の荷物としてかなり負担になります。

機体だけではなく、送信機、ゴーグル、バッテリーなども持って登るため、数百グラムの差でも長時間の登山では体への負担が変わります。

その点、Avata 360は、

大きさ・重量・パワー・安定感のバランスが非常に良い

と感じました。

これより軽い機体になると、個人的には山の風の中で少し怖さがあります。

逆にこれ以上重くなると、持って登ること自体がかなり大変になります。


Avata 2という選択肢もある

もちろん、山岳FPV撮影であればAvata 2という選択肢もあると思います。

Avata 2にも飛行時の安定感があります。

ただ、今回のような山岳撮影では、私は360度撮影できることのメリットを大きく感じました。山では、同じ場所でも数分で雲の位置や光の入り方が変わります。

その中で、飛行中に毎回完璧な構図を作ろうとするよりも、まず360度で周囲を記録しておき、あとから編集で最も良い方向を選べる。

この取りこぼしの少なさは、山岳撮影ではかなり大きなアドバンテージだと思います。

あくまで個人的な感想ですが、

重量・安定感・パワー・撮影後の自由度まで含めると、今回の月山撮影ではAvata 360を選んで良かったと感じています。


山頂より、その瞬間の景色を大切に

今回の月山撮影では、Avata 360ならではの映像を撮影することができました。

一方で、撮影そのもの以上に、山岳ドローン撮影には、

・事前準備・登山体力・補助者・周囲への配慮・飛行判断・安全管理

が必要だということを改めて実感しました。

山頂まで行かなければ撮れない映像もあります。

しかし、必ずしも山頂が一番良い撮影場所とは限りません。

登っている途中で、

「今、この景色を撮りたい」

と思ったのであれば、条件が良いうちに撮影する。

無理をしない。

同行者にも配慮する。

そして何より、安全に機体を持ち帰る。

山岳ドローン撮影では、映像そのもの以上に、こうした判断が重要だと思います。

下記YouTubeよりぜひ動画をご覧ください。動画がよければ高評価お願いします





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